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外壁・屋根
リフォームコラム
モルタル壁の塗り替え時期について
2017年02月02日


近年、新築住宅の多くは外壁に窯業系サイディングボードを使用していますが、
1990年より以前に建てられた住宅の外壁は、ほとんどがモルタルの外壁でした。
窯業系サイディングボード材よりも耐候性が高いモルタル外壁ですが、
定期的にメンテナンスは必要です。
モルタル外壁の特性を知り、適切なメンテナンスを行うよう心がけましょう。

1.モルタル外壁のメリットとデメリット


モルタルとは砂とセメントを水で希釈し混ぜ合わせたもののことです。
それを左官職人さんがラス網という金網に塗り込んでいきます。
原材料が砂とセメントなので防火性にも優れ、強度も高いのがメリットですが、
防水性が切れるとダメージの進行が加速してしまうというデメリットもあります。

2.モルタル外壁のダメージの例




モルタル外壁のダメージとして避けられない症状の1つに
「クラック(ひび割れ)」があります。
このクラックには、「構造上問題のないクラック」と「構造的なクラック」の2種類があります。

「構造上問題のないクラック」であれば再塗装の際に
弾力性のある塗料を下塗り材として塗布し補修します。
モルタルの乾燥時に起こる収縮によるものや、
経年劣化で発生するヘアクラック(髪の毛ほどの細さなのでこう呼ばれる)であれば
「構造上問題のないクラック」となります。

「構造的なクラック」とは柱や窓・ドアの付近で発生しやすいクラックで
大きく深いのが特徴です。
これは地震や地盤沈下、繰り返される凍結と融解による温度変化などが主な原因です。
この場合はシーリングを充填してクラックを埋める処置が必要となります。


3.再塗装の必要性


モルタル外壁にクラックによるダメージが見られない場合は、
メンテナンスしなくてもいいわけではありません。
一般的にモルタル外壁は6年〜10年に1度メンテナンスの時期を迎えると言われています。
モルタル外壁も窯業系サイディングボード材と同じように紫外線による経年劣化で
外壁が色褪せたり、カビ・藻などの発生で外壁が汚くなってきます。
緊急性はありませんが、これは確実にダメージのサインです。

特にリシン仕上げのモルタル外壁はザラザラした質感に
カビ菌が付着しやすいという特徴があります。
家の北側など湿気が溜まりやすい方角であれば、注意が必要です。
根付いたカビや藻は水洗いでは完全に除去することが難しいので、
専用の洗浄液で高圧洗浄をすることをお勧めします。

洗浄後は再塗装し外壁の塗膜の状態を新たに整えます。
洗浄+再塗装を行うことで外壁のダメージの進行を抑制できるので、
結果的に家を長持ちさせることにつながるのです。

まとめ


モルタル外壁は砂やセメントで出来ているので外壁に強度があるが、
クラックが発生しやすい素材でもあります。
クラックが発生するとクラックから水分が外壁に入り、一気にダメージが加速するので、
状況に応じて補修と再塗装を行いましょう。
家を長持ちさせたいなら築6年〜10年で外壁の状態を確認し
再塗装を検討することをお勧めします。
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